プロジェクトの解析

ここでは、サンプルプロジェクトのsample_suppressionを解析します。 コマンドは:

qacli analyze -f -P <directory>/sample_suppression-<version>

このコマンドラインの説明:

  • qacli
  • 実行ファイルが呼び出されます。

  • analyze
  • サブコマンドが呼び出されます。 QACLIの「analyze」サブコマンドは、既存のPerforce QACプロジェクトおよびCMAプロジェクトに対して解析を実行します。

  • -f
  • analyze サブコマンドのオプションです。 このスイッチは、ファイル ベースの分析が行われることを指定します。

  • -P
  • analyze サブコマンドのオプションです。 このスイッチを使用して、分析するプロジェクトを指定します。

<sample-location> がサンプルプロジェクトへのOS特有のパスである場合:

Linux

 ~/.config/Perforce/QAC-<version>/samples

または、

Windows

%LOCALAPPDATA%\QAC-<version>\samples

<version> はソフトウェアのバージョン、例えば2021.3などです。

これを実行すると、以下の出力が生成されます。1

 

src/diff/alloca.c:qac:0:1:13 
src/diff/context.c:qac :0:2:12 
src/diff/analyze.c:qac:0:3:11 
src/diff/diff.c:qac:0:4:10 
src/diff/dir.c:qac:0:5:9 
src/diff/ed.c:qac:0:6:8 
src/diff/diff3.c:qac:0:7:7 
src/diff/getopt1.c:qac:0:8:6 
src/diff/getopt.c:qac:0:9:5 
src/diff/ifdef.c:qac:0:10:4 
src/diff/io.c:qac:0:11:3 
src/diff/normal.c:qac:0:12:2 
src/diff/util.c:qac:0:13:1 
src/diff/version.c:qac:0:14:0 
src/cgicc/CgiUtils.cpp:qacpp:0:1:10 
src/cgicc/CgiEnvironment.cpp:qacpp:0:2:9 
src/cgicc/Cgicc.cpp:qacpp:0:3:8 
src/cgicc/FormEntry.cpp:qacpp:0:4:7 
src/cgicc/FormFile.cpp:qacpp:0:5:6 
src/cgicc/HTMLElements.cpp:qacpp:0:6:5 
src/cgicc/HTMLAttributes.cpp:qacpp:0:7:4 
src/cgicc/MStreamable.cpp:qacpp:0:8:3 
src/cgicc/HTTPHeaders.cpp:qacpp:0:9:2 
src/demo/upload.cpp:qacpp:0:10:1 
src/demo/test.cpp:qacpp:0:11:0 
                
Progress (FilebasedAnalysis):. . . . . . . . . . .done

出力の各行は、解析されたファイル、解析に使用されたツールチェーン、このファイル解析のツールチェーンのリターンコード、ツールチェーンによって解析されたファイル数と、残りのファイル数を示しています。

例えば、 src/cgicc/HTTPHeaders.cpp:qacpp:0:9:2は、HTTPHeaders.cppファイルが、QAC++のツールチェーンで解析されたことを示しています。数値コード(0:9:2)は、このファイルの解析のツールチェーンプロセスリターンコードが、ゼロ(成功)であり、このファイルがこのツールチェーンで解析される9番目のファイルであり、まだ2つのファイルの解析が残っていることを示しています。